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厚労省の特定共同指導での指摘事項(薬剤、食事、先進医療、DPC)です。指導監査に臨む医師の方は、個別指導に強い弁護士にご相談下さい。

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特定共同指導の指摘事項(4):薬剤、食事、先進医療、DPC

医科の指導監査に強い、弁護士の鈴木陽介です。

サンベル法律事務所は、全国からご依頼を頂き、個別指導と監査の対応業務を行っています。

個別指導、監査には、弁護士を同席させるべきです。まずはご相談下さい。


ここでは、厚労省の共同指導・特定共同指導での指摘事項(薬剤、看護、食事、請求事務、届出、掲示、DPC)をご説明します。 内容は、厚労省の公表資料「平成28年度 特定共同指導・共同指導(医科)における主な指摘事項」に基づいており、弁護士が適宜編集等しています。

特定共同指導に臨む医師の方は、指導監査に詳しい弁護士への相談をお勧めします。特定共同指導には、弁護士を立ち会わせるべきです。詳しくは以下のコラムをご覧いただければ幸いです。

 【コラム】個別指導と監査の上手な対応法


特定共同指導・共同指導(医科)の指摘事項


 4 薬剤部門関連

・薬剤管理指導料について、患者への指導事項を記載していない。

・麻薬管理指導加算について、麻薬に係る患者への指導事項を記載していない。

・無菌製剤処理料について、使用した閉鎖式接続器具の製品名と数量を記載していない。

・治験依頼者の依頼による治験において、治験実施期間中に行った検査及び画像診断を保険請求している。

 5 看護・食事関連

・看護職員の勤務時間について、計算方法が誤っている。
(研修・会議等に参加している時間を病棟勤務の時間に算入している等)

・特別食の処方せんを医師が出していない。

・特別食を提供している患者の病態が、算定要件を満たしていない。

・特別食に該当しない食事に対して特別食加算を算定している。

 6 請求事務関連

・診療録に、労務不能に関する意見欄がない。

・診療報酬明細書の摘要欄又は症状詳記の記載内容が事実と異なる。

・同一日、同一の傷病で別の診療科を受診した場合に、同一日2科目の診療科受診にかかる外来診療料を算定している。

・観血的動脈圧測定の回路からの血液採取を動脈血採取として算定している。

・中止した検査について、誤って算定している。

・実際に使用した量を上まわる量で薬剤を算定している。

・鼻腔栄養について、栄養処置に該当しないものについて算定している。

・膀胱留置用ディスポーザブルカテーテルを24 時間以上留置していないものについて算定している。

 7 届出・掲示関連

1 届出
・届出事項の変更が速やかに行われていない。
(保険医の異動、施設基準届出の従事者等)

2 掲示
・施設基準に関する事項の掲示が誤っている。

・明細書の発行状況に関する掲示について、一部負担金等の支払いがない患者に対する記載がない。

 8 DPC関連

1 DPC コーディング
・実態としては包括評価外の対象と考えられる患者について、包括で算定している。

・傷病名(ICD-10 傷病名)の選択が医学的に妥当ではない。

・傷病名(ICD-10 傷病名)が医療資源を最も投入した傷病名と異なる。

・実際には「副傷病なし」とすべきものを「副傷病あり」として分類している。

2 包括評価用診療報酬明細書
・転帰の選択、「傷病情報」欄の記載が不適切である。

3 請求範囲の誤り
・術後疼痛に対して使用した薬剤(フルルビプロフェンアキセチル注射液)を出来高で算定している。

・術後疼痛に対する注射を実施するために使用した特定保険医療材料(携帯型ディスポーザブル注入ポンプ、PCA用装置)及び薬剤(フェンタニル注射液)を出来高で算定している。


厚労省の特定共同指導に臨む医師の方は、お電話下さい。特定共同指導への対応方法を弁護士がアドバイスします。


個別指導、監査のコラム


厚労省・厚生局の指導監査の弁護士のコラム一覧です。
特定共同指導の際にご活用下さい。

 共同指導の指摘事項のコラム

平成27年度
1  共同指導の指摘事項(1):施設基準、医療情報システム
2  共同指導の指摘事項(2):看護、食事、先進医療、DPC

平成28年度
3  共同指導の指摘事項(3):施設基準、医学管理、検査
4  共同指導の指摘事項(4):薬剤、食事、先進医療、DPC

平成29年度
5  共同指導の指摘事項(5):医療情報システム、診療関連
6  共同指導の指摘事項(6):薬剤関連、看護、請求事務

平成30年度
7  共同指導の指摘事項(7):医科保険診療の指摘事項

 保険医取消の実例紹介のコラム

1  保険医取消の実例:後発医薬品を先発医薬品とする不正請求
2  保険医取消の実例:診療報酬不正請求による逮捕と保険医取消
3  保険医取消の実例:検査結果の廃棄、保険適用外診療の不正請求
4  保険医取消の実例:死亡患者の診療報酬請求、コンタクトの不正
5  保険医取消の実例:鍼灸院や整骨院との不正請求、診療録の不作成
6  保険医取消の実例:監査の不出頭、カルテの改ざんによる取消処分
7  保険医取消の実例:無診察処方、無診察投薬による取消処分
8  保険医取消の実例:個別指導中の医師の入院と指導の延期

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